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BH-600のピストンの話
[Piston of ZEN-ON Trumpet BH-600]

  送られてきたZEN-ON Trumpet BH-600本体はピストンも動き、スライドの固着も無かったので、すぐに使えそうだった。が…。音を出す前に、バルブオイルを注した後、
(あれ!?)引き出した1stピストンだけが元のバルブに収まらないのだ。
(位置がずれてるのかな?)とか思って、しばらくカタカタとやって見たがダメ!一呼吸おいて、無事に元のバルブに収まった他のピストンと、じっくり見比べてみると、ピストンについている金具部分が微妙に歪んでる。(斜めになってる)

Piston1-bfore (ZEN-ON Trumpet BH-600)
↑1stピストン(金具が歪んでいる)

BH-600は上バネ式のピストンだが、バルブガイド(スピル)なんかは無く、この金具がバルブケーシング内の切り欠き部分にはまることで、バルブに対するピストンの向きを固定しているのだ。

Valve1 (ZEN-ON Trumpet BH-600)
↑1stバルブ(内部に切り欠き部分が見える)

  少し浮き気味の金具を見て、
(金具が外れかけてるから、上から叩いたら中に押し込められる?)時計用のプラスチック製の槌を使って、上からトントンと軽く叩いてみた。

Watch Tools
↑腕時計用のツール(真ん中の槌と左上のマイナスドライバーを使った)

(どうも押し込めないし固定されないみたい…)数回叩いて、少し斜めに叩いた拍子に、
(あっ、これ回る!)って気付いた。ネジ式になっていたのだ。(その際、金具の横に小傷があることも確認した。 プラスチック製の槌で自分が叩いた時に金属に傷がつく訳はないし、さすが手作り…)

Piston1-after (ZEN-ON Trumpet BH-600)
↑1stピストン(金具を回して直した:バルブ上の小傷は初めからあった)

  金具側が小さいネジで、ピストン側がナットになっていた。ネジが緩んでただけだということが分かり、バルブ内の切り欠き部分に入るように、小さいマイナスドライバーで金具を回転させて、ピストンをバルブに収めた。(無理やり叩き込まなくって良かった…)
  ついでに、前述したベル下のシリアルナンバー部分を撮ったのでupしておく。、

Serial No (ZEN-ON Trumpet)
↑ベル下のシリアルナンバー

あとで気付いたが、購入時の【商品説明】として、
『自宅保管していたものです。かなり昔の物です。古い楽器の為全体的に使用感があり、所々に傷や汚れがあります。致命的なベルの歪み、大きな凹みなどはありませんが長年放置していた為抜き差し管が固着してる部分があります。 整備が必ず必要な為ジャンク品です。…チューニング管は固着はありませんが123の抜き差し管が固着しています。…ピストンは3つとも固着とかなく普通にテンポよく上がりますが動作確認していない為、楽器を吹いたときの上がり具合などはわかりません。』 等と記載されてた。
  固着抜き差し管を外した記録もないし、『お安くgetできた!』という印象しか残ってないから、BH-600の『抜き差し管の固着』は、多分、お湯をかけてタオルで引っ張るくらいで簡単に外れたんだと思う。 (getした価格は、送料込みで6,500円のとこクーポンで-2,000円だったから正味4,500円)
  結局、この楽器で一番戸惑ったのは、バルブオイルを注そうとして、バルブにピストンが入らなくなった時だった。今は普通に使えるので、めでたしめでたし!
(Nov. '25)

※ これによって生じる、いかなる不利益も補償いたしませんので、トライされる方は自己責任でお願いします。
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